消費者に知らされていない事

適切な製法で作られていない羽毛を日本で使用すると、ほとんどの場合独特の臭気が発生する。これを防止するため、抗菌加工や臭気止め加工を羽毛に行う。このため、羽毛が本来持つ吸湿発散性がかなり阻害される。

通常ダウンプルーフ生地を用いるが、こいつが曲者。ウレタン樹脂でコーティングすることで羽毛の吹き出しを止める。どんなふとんでも間にビニールシートを挟めば蒸れて暖かい。

はやい話、羽毛ふとんは羊の皮をかぶった狼ならぬ、化学樹脂の皮をかぶったえせ天然素材になっている。

中古羽毛の存在。早く言えば古わた、今の日本には中古羽毛に関する規制がないといっていい。漂白した後、羽毛に化学樹脂によってカサが出る加工をしちゃえば消費者にはわかりゃしない。


Sleepyの知る限りでは、羽毛のことをまじめに研究して、おかしな加工をせずにその特性を活かした羽毛ふとんを製造しているメーカーは、ただの1社しかありません。

あまり有名なメーカーではないためにほとんどの人が本当の羽毛ふとんの良さを知らずにいるわけです。残念なことです。

戻る